幸せを感じるもの
カウリファクトリーがある丹波篠山市の兵庫県立陶芸美術館で
「ザ・フィンランドデザイン展」が開かれていました。
過去形なのは本当にすみません、今日まででした。
もっと早く行ってみなさんにもご紹介するべきな素晴らしい展示の数々でした。
反省しております。
マリメッコやフィンレイソンの柄など1930~1970年代にかけての
戦中、戦後の世の中(フィンランド)で生まれた芸術家の作品では無く、
広くみんなに使ってもらいたいと考えたデザイナーやテキスタイルデザイナーが
作り出したテキスタイルの柄やデザインの数々が
とても個性的なのに今でも色あせることなく新鮮なまま継続されていることに感動しました。
(おなじみのムーミンやイッタラのガラスなどもこの時代から続くフィンランドのものです。)
暗い時代を乗り越えてみんなで
「幸せな世界をつくろう」とする力「未来は明るくなる」と信じている明るさを感じました。
SDGsへの関心が高まる中で行われた調査の中に
「普段から取り組んでいること」という調査結果がありました。
1位はエコバックの利用、2位ゴミの分別で
5位に「長く使えるものを買う」が上がっていました。
(全体の40.7%の人が取り組んでいるそうです。結構高い取り組み率ですよね。)
長く使えるものと言うと私なんかもついつい
BASICで飽きの来ないデザイン、耐久性が有るものなんて考えてしまいがちですが・・・。
かの時代のフィンランドのデザイナー達の
「これを持っていると幸せを感じるもの」と言う
ファッションにとってもっとも大切にしなければならないことを
コロナで暗く成り気味な今だからこそ「忘れないように」と教えられたように感じました。