裁断くずを無駄にしない工場へ
弊社の丹波篠山にあるKauriFactoryは現在は洋服を作るための裁断をメインの事業にしております。
お客様とも相談させていただきながら出来るだけロスが少なくなるように裁断の
型入れをさせいただくように心がけても、20~30%くらいの端材がでてしまいます。
これは残念ながら焼却ゴミに出すしかない切れ端なのですが、毎日裁断しておりますので
実際目の当たりにするとかなりの量でもったいなく、地球にも申し訳ない気持ちになっていました。
何かに使える方法はないかと考えていたところに
思わぬ会社様との出会いがあってこの端材がアップサイクルしていただけることがわかりました。
全くの異業種様なのですが、
樹脂成型の中原化成工業様(大阪市)で
マシニングセンタ(なんか難しいですね)自動車部品の加工や金型の加工などを
するときに使うツールポット(自動工具変換器)に使う樹脂パーツの強度を上げるために
繊維を練り混む必要が有って端材を探されていました。
国内での洋服の生産が減っているので中原化成工業様の方では逆に端材を集めるの
に苦労されていたそうで、まさに思いもよらないWIN WINな出会いです。
これまでもKauriFactoryでは切れ端ではなく生地のままの形で残ったロスの生地は
ご近所の丹波篠山で陶芸や瓶詰めの商品を扱っていらしゃる生産者様に包むように
使っていただいたりウェスなどにご利用いただいています。
おかげさまでKauriFactoryは裁断ごみをほぼゼロにすることが出来ています。
弊社にご依頼いただいた方はこんなことでもSDGsに少し貢献できていると思って
いただけければ幸いです。